メッセージ

環境ビジネスエージェンシー代表
鈴木敦子

「環境ビジネスはお金にならない」といわれ続けてきたのはなぜか?
 環境問題への取り組みをビジネスにしてきた人たちは、その社会的意義ゆえに情緒的な尺度が先行してしまい、当たり前の企業行動、たとえばマーケティングに代表される一連のプロセス等を無視してきたケースが多く見受けられます。また、従来の環境ビジネスは法規制主導型で、受身的な事業構築をしてきた時代が長い所為でもあります。

 よく日本は欧米に比べて環境意識が低いとか、環境対策が遅れているとかいう声を耳にしますが、まったくそんなことはありません。良い技術や商品を持っている、開発している環境事業者もわが国にはごまんと居ます。ですが、なかなか上手く事業化できず日の目を見ずにお蔵入り、という環境対策技術や商品・サービスもたくさんあります。

 「熱い思い」に拠って立つ、市場ニーズを無視した「すばらしい技術だから」とのひとりよがりや、市場から見れば取るに足りないような違いを「大きな差別化要素」だと思い込んだ営業をしている企業たちが、「環境」の世界では多かったのが実情です。

 私たちは、1999年から「環境に関する市場ニーズの収集」を実施し、企業の環境経営や環境事業を企画・実行支援してきました。その経験とネットワークを生かし、これから環境ビジネスに取り組む方々、さらに環境ビジネスで飛躍したい方々のバックアップをいたします。

 環境や社会貢献はいまや誰もが賛同しているもっとも共感を得やすいテーマの一つですが、有意義な手段を見つけられている企業はまだまだ多くはないと思います。

 環境ビジネスを手がける企業が増えれば、私たちをとりまく社会や環境がより良くなります。そのため、さまざまな方面に環境ビジネスに乗り出すための勇気と根拠を与え続けるのがわれわれの使命だと自負しています。

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