環境ビジネスを応援します!
環境ビジネスエージェンシーのブログ

ここは株式会社環境ビジネスエージェンシーのブログです。
環境で事業の発展を目指す法人の皆様をプロモートすることが私たちのミッションです。
そのために必要な環境ビジネスに必要な人、情報、インフラ、全ての経営資源をコーディネートします。

2013.02.28 Thursday

【水質】伊万里市、水質検査怠る 違反の認識なく3年(佐賀)

 伊万里市が2010年度以降、同市大川町の宿地区農業集落排水処理センターで、水質汚濁防止法で定められた放流水の水質検査をしていなかったことが21日、分かった。県は同法に違反しているとして口頭で改善を指導した。

 市によると、10年度に同センターの維持管理を契約している業者が、施設の保守点検のため、自主的に簡易検査した「水質分析結果報告書」を提出すると市に申し出た。市は、この報告書が水質の証明書になると思い込み、水質汚濁防止法に基づく水質検査を怠っていた。

 同法では、簡易検査は正式な検査方法に当たらない。市は自主的に水質検査するか、県知事が認可した水質検査機関に委託し、「濃度計量証明書」を取得しなければならなかった。業者も「契約書では市側から水質汚濁防止法に基づく水質検査を委託されていない」と話している。

 また、同法が11年4月、市など事業者に、年1回以上の水質検査や記録の3年間保存を義務づけるなど強化されたが、市は改正にも「気づかなかった」として、そのまま放置していた。


  ただ、市はこの間も、水質検査の項目は異なるが、浄化槽法に基づく法定水質検査は行っており、その検査では「放流水の水質に問題は出ていない」と説明している。
 市下水道課の吉永康雄課長は「明らかに市のミスで、水質汚濁防止法の認識がなかったと言われてもしょうがない。同法に基づく水質検査を早急に行い、来年度からは水質検査機関に依頼するよう改善したい」と述べた。
 宿地区農業集落排水処理センターは、農業排水や生活雑排水、し尿などの浄化施設。02年に使用を始め、現在は820人が利用している。

出典: 2013/02/22 佐賀新聞

コンプライアンス事例 — ebablog @ 12:12 pm

Powered by WordPress