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2014.04.18 Friday

【廃棄物】放射性セシウム 境川でも汚染木くず 農地に70トン、既に撤去 県、1ヵ月公表せず(山梨)

 山梨県は15日、笛吹市境川町藤垈の農地で、放射性セシウムに汚染された木くず約70トンが見つかったと発表した。木くず上の空間放射線量は国の基準を上回っていたが、土地を管理する県内の男性が既に全てを県外の産業廃棄物処理施設に撤去した。県内では富士河口湖町富士ケ嶺の私有地でも3月に汚染された木くずが見つかっているが、県は関連について「現時点で不明」とし、搬入の経緯を詳しく調べている。県は笛吹市境川町に汚染された木くずがあるとの情報を得てから、1カ月間近く公表していなかった。

 県環境整備課によると、3月18日に匿名で「放射能汚染が疑われる木くずがある」と通報があり、県が現地調査をしたところ、道路に面した農地の約200平方メートルにまかれた状態の木くずが見つかった。
 木くずの空間放射線量は、年間の追加被ばく限度である1ミリシーベルトに相当する空間放射線量の基準(1時間当たり0・23マイクロシーベルト)を上回る0・27マイクロシーベルトだった。放射性セシウムの濃度は最大1キロ当たり2100ベクレルで、国が定める暫定許容値(同400ベクレル)を上回っていた。
 周辺に民家はなく、県は健康被害の恐れはないとしている。
 男性は今月9日に木くずの撤去作業を始め、12日までに全てを県外の産業廃棄物処理施設に運び出した。県の調査に「汚染されていると知っていれば持ち込まなかった」と話しているという。だが、搬入の経緯は県に報告しておらず、県は「引き続き報告するよう促し続ける」としている。



 県内では3月、富士河口湖町富士ケ嶺の私有地でも汚染された木くずが見つかり、いまだに撤去されていない。2カ所の木くずは形状が異なっているという。

 一方、滋賀県高島市の河川敷では昨年9月、放射性セシウムに汚染された木くずが捨てられていたことが明らかになり、滋賀県警は3月に廃棄物処理法違反容疑で関係先を家宅捜索した。この事件では福島第1原発事故で汚染された木くずが福島県内の製材会社から排出され、不法投棄された疑いが持たれており、山梨県は笛吹、富士河口湖両市町で見つかった木くずとの関連を調べている。

出典:2014/04/16 山梨日日新聞

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