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【水質】不法投棄:有機溶剤を海に 業者を書類送検(愛知)

 塩素系有機溶剤のジクロロメタンを海に不法投棄したとして、三河海上保安署は16日、愛知県蒲郡市浜町、精密機器加工製造・A社と男性社長ら3人を、水質汚濁防止法違反の疑いで名古屋地検豊橋支部に書類送検した。ほかに送検されたのは同社専務と契約社員。

 容疑は昨年12月4、11、17日、金属配管の洗浄に使ったジクロロメタンを、最大で国の排出基準(1リットルあたり0.2ミリグラム)の365倍の濃度で三河港に排出したとされる。同署は昨年5月の巡視中に排水口から白濁した液体が出ているのを確認し、捜査を進めていた。
 社長らは調べに対し「処理施設の設置には資金がかかり、毎日流すのではないからばれないと考えた」などと話しているという。

出典:2014/06/17付 毎日新聞 中部朝刊

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