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【廃棄物】姫路 消防署敷地でガソリン着火 黒煙上がり市民通報 署員「廃品処理手間省けると…」(兵庫)

 姫路市消防局は30日、中播消防署の男性消防司令補が同日早朝、廃棄物処理法に違反し、交通事故で単車から漏れたガソリンを吸わせたマットを、勤務先の夢前消防出張所(同市夢前町前之庄)の敷地内で燃やしたと発表した。出張所の敷地で黒煙が上がるのを見た通行人が110番し、発覚した。

 同市消防局によると、消防司令補は29日夜に夢前町内で起きた交通事故の現場に出動し、単車から漏れ出るガソリン約2リットルを鉄製容器で受け、布製マットに吸着させて回収。翌30日午前5時ごろ、同出張所の車庫の脇で、マットに火を付けてガソリンを燃やした。

 ガソリンは特別管理産業廃棄物に当たり、専門業者に処理を委託する必要があるが、消防司令補は「燃やせば手間が省けると思った」と話しているという。同市消防局は「消防職員として信頼を損ねる行為で、深くおわびする」としている。

出典:2014/07/31付 神戸新聞 朝刊

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