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【水質】水質汚濁防止法違反:工業排水海に流出、容疑で書類送検-水島海保(岡山)

 法律が定めたイオン濃度の基準値を超える工業排水を海へ流していたとして、水島海上保安部は26日、倉敷市児島味野のA工業と同社製造課長を水質汚濁防止法違反などの疑いで倉敷区検に書類送検したと発表した。製造課長は「薬剤を補給し、中和する作業が面倒だった」などと話しているという。

 送検容疑は昨年11月13日、硫酸で中和した後しか流せない水素イオン濃度の基準値を超えた工業排水を工場内の南側排出口から公共用水域の瀬戸内海沿岸に排出したとされる。
 同保安部によると、同社の工業排水からは水素イオン濃度の基準値(5・0~9・0)を超えた1・28が検出された。海洋生物などへの影響は確認されなかった。同保安部が巡回監視していたところ、基準値超えの排水を確認したという。

出典:2014/02/27 毎日新聞 地方版

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