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【水質】重油流出:製油所から室蘭港に 配管に亀裂、800リットル(北海道)
24日午前4時45分ごろ、室蘭市のA社・室蘭製油所から「室蘭港内に重油が漏れた」と室蘭海上保安部に通報があった。重油は一時、長さ約500メートル、幅約20メートルにわたって港内に広がり、巡視艇が拡散させて処理した。
製油所によると、重油を船に積み込むための配管に亀裂が入ったのが原因で、約800リットルが漏れたとみられる。バルブを締めると漏れは止まったという。室蘭海保は水質汚濁防止法違反などの疑いがあるとみて調べている。
出典:2014/03/25 毎日新聞 地方版
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◇JX日鉱日石エネルギーの室蘭製油所、57年の歴史に幕
JX日鉱日石エネルギーの事業再構築の一環として、石油化学製品の製造拠点への転換が決まった室蘭製油所(室蘭市)で31日、火止め式が開かれた。三ツ井克則所長ら約30人の所員が見守るなか、原油を分留する装置が稼働を停止。製油所として57年の歴史に幕を下ろした。4月1日に「室蘭製造所」に改称し、設備を改造した上で新たなスタートを切る。
室蘭製油所は北海道と東北への石油製品の安定供給を目指し、1956年12月に操業を始めた。設備増強を重ね、最盛期には日産量は19万6000バレル(約3万1000キロリットル)あったが、近年は人口減少や自動車の燃費改善で需要が減退。2012年11月に石油精製設備の稼働停止を表明した。
JXエネでは4~6月にかけて50億円規模の設備投資を実施し、アジアで需要が伸びる石化原料の製造能力を現在の1.5倍に増やす。ポリエステルなどに使うパラキシレン原料の生産量は年間37万キロリットルから同67万キロリットルに引き上げる。
出典:2014/03/31 22:30 日本経済新聞電子版ニュース