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【排出枠】“バイオマス活用でCO2クレジット販売へ” とやま地球温暖化対策協

バイオマス(生物資源)燃料の県産木質ペレットの普及を図る産学官の「とやま地球温暖化対策地域協議会」がこのほど発足した。環境省の支援を受け、ペレットを燃料とすることで削減されるCO2排出削減量をクレジット化、企業などに販売していく。

 同協議会は、環境に優しいとされる木質ペレットの普及を図り、地球温暖化対策につなげるのが目的で、2010年に丸新志鷹建設が県内で唯一の木質ペレット製造工場を稼動させたのを機に設立準備を進めてきた。

 間伐材などから製造する木質ペレットは、成長過程で吸収した以上のCO2を排出しないため、ストーブ燃料などに使えばCO2排出の削減効果があるという。

 今後は、ペレットの販売店や個人ユーザーを参加者として募り、ユーザーのペレット燃料の購入量などからCO2排出削減量を算出し、クレジット化する。売却先は、電力会社や金融機関など民間企業を想定。

 県内では、富山市と婦負、立山山麓森林組合でつくる「市カーボン・オフセット運営協議会」を発足させ、食品大手カルビーのカルネコ事業部に20トン分のCO2クレジットを販売している。

 

出典:北日本新聞

 

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