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【カーボン・オフセット】“空港で初、空港ビルで排出するCO2をオフセット” 紋別空港
紋別市のオホーツク紋別空港が今月から空港内で排出したCO2を市内の森林保全事業で相殺する取り組みをはじめた。空港での取り組みは全国で初だという。
期間は8月末までで、この間に空港ビルで排出すると見込まれるCO2約100トン分を市有林のCO2吸収量の中で相殺する。
市は市有林約2千ヘクタールのうち約190ヘクタールを間伐してCO2吸収量を高め、年間1千トンを新たに吸収できるようにし、吸収枠を「流氷の森クレジット」と名づけた。
今後はカーボンオフセットに取り組もうとする全国の事業所などはこの吸収枠の活用を働きかけていく方針で、市はCO2吸収によって得た利益(約1万円/1トン)を市有林の整備に充てていく考えだ。
市では、3月10日まで空港利用者にカーボンオフセット空港キャンペーンを展開。空港利用証明書や市有林のカラマツ材で作ったコースターなどを配り、「流氷を守る環境にやさしい空港」をPRしていく。
出典:朝日新聞