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【廃棄物】廃棄物処理法違反巡り無罪判決 地検控訴せず(宮城)
伐採作業で出た木くずを気仙沼市の沢に投棄するよう指示したとして、廃棄物処理法違反に問われ、仙台地裁で無罪判決を言い渡された北海道の造園会社・A社と同社仙台支店従業員の被告について、仙台地検は6日、控訴を断念する意向を明らかにした。
公判で、被告側は一貫して無罪を主張したが、検察側は、被告が不法投棄を指示したことを認めたとする自白調書3通を証拠請求。しかし、裁判所はいずれも却下。判決で、裁判長は「いずれも任意性が認められない」と指摘した。
同地検の次席検事は6日の記者会見で、控訴断念の理由について、「自白調書の任意性を否定した判断に承服しがたい点もあるが、控訴審で1審判決を覆すに足りる新たな主張、立証を行うのは難しいと判断した」と語った。
出典:東京読売新聞