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【水質】 高濃度中性洗剤 川に流出 業者を行政指導(東京)

 町田市は、相模原市との境を流れる境川に、高濃度の中性洗剤が流出する水質汚染事故があったと発表した(7/17)。町田市は都の環境確保条例に基づき、流出させた業者に行政指導を行った。

 市によると、産業廃棄物処理などを手がけるA社(本社・横浜市)が7月16日昼過ぎから夕方にかけて、町田市相原町の廃棄物保管積み替え作業所で業務用中性洗剤の空容器の仕分けを行っていたところ、容器の中に残っていた洗剤が側溝を通じて同川に流出した。


出典: 2012/07/18 東京読売新聞 朝刊


 同日午後1時40分頃、「魚が死んでいる」との通報が相模原市にあり流出が発覚。連絡を受けた町田市は同日中に流出元を特定し、17日、南大沢署と都環境局多摩環境事務所と共同で同作業所を立ち入り調査。側溝のオイルフィルターの清掃など再発防止策の指導を行った上で、事故報告書の提出を指導した。洗剤の流出量は不明。業者は「液体が流れ出ているのは気付いていたが、泡立たなかったため問題ないと思った」と話しているという。

 同川では7月16日から17日にかけ、約12キロにわたって白い泡や大量の死んだ魚が確認された。相模原市は16日、コイなど死んだ魚約150匹を回収、河川管理者の都と神奈川県が、18日も回収作業を行う予定。


出典: 2012/07/18 東京読売新聞 朝刊

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