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【排出枠】“社有林の整備でオフセット・クレジット取得” 鹿島

 鹿島は社有林の整備(間伐)により、ゼネコン発の二酸化炭素オフセット・クレジットを取得した。同社は全国11ヶ所に約1000ヘクタールの山林を所有しており、宮崎県内1ヶ所と福島県内の2ヶ所の計120ヘクタールを環境所のオフセット・クレジット(J-VER)に登録。モニタリング期間を経て、449トンのクレジット発行を受けた。最終的には2,393トンの取得を見込む。

 取得したクレジットは、建設工事で発生するCO2のカーボンオフセットに充てる。同社によると「環境意識の高まりで、顧客にプレゼンテーションすると強い関心を示してくれる」という。

 海外から安価な木材が入るようになり、社有林に建築材料の調達という初期の目的はなくなったが、グループ会社のかたばみ興業で維持管理を努めてきた結果が環境価値につながった。

 

出典:日刊工業新聞

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