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【排出枠】“オフセット・クレジット制度を活用、排出量取引を仲介”鳥取県・武晃建設・山陰合銀
山陰合同銀行は、鳥取県と武晃建設との間でCO2排出量取引制度を仲介すると発表した。
12日に県と武晃建設との間で、「とっとりの森『カーボン・オフセット』パートナー協定」を締結する。山陰合銀の排出量の仲介は2件目となる。
今回の取引はCO2排出枠100トン分で、県が定めた販売価格(1トン当たり1万5750円)に基づき、取引額は157万5000円となる。武晃建設は工事などの際に発生する温暖化ガスの一部を、2011年度から3年間にわたって県から購入する排出枠で相殺する。山陰合銀は取引額の5%が手数料収入となる。
鳥取県は県有林の整備・保全活動で蓄えたCO2排出枠を企業などに販売する制度「オフセット・クレジット(J-VER)」を進めている。山陰合同銀は仲介役となる「鳥取県J-VER地域コーディネーター」に認定され、融資先などから排出枠の買い手発掘を進めている。
出典:日本経済新聞 地方経済面 中国