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【カーボン・オフセット】“家庭のCO2削減分を買い取り企業に販売” 環境ふくい推進協議会
環境ふくい推進協議会は、各家庭の太陽光発電によるCO2削減量を企業に売り、その収益を環境保全活動に役立てる新事業を始める。国内クレジット制度の認証を受けている。
新事業は「ふくいおひさまクラブ」と名付け、太陽光発電によるCO2削減量を算出。各家庭の削減量を集約し、1トン当たりの契約額に応じて企業に希望量を購入してもらう。
当初は本年度に県の補助金を受けて、太陽光発電設備を導入した家庭約千戸が参加。森林2・3ヘクタール分の吸収量に相当する年間480トンのCO2を削減でき、年間最大70万円の資金が得られるという。同制度の認証委員会で10月、事業計画が了承され、削減量が売買できるようになった。
協議会は2008年4月以降に住宅用太陽光発電設備を導入した家庭を対象に、さらに会員を募集。排出量が多い大企業など数社と売買契約し、来年4月ごろからの取引を目指す。
出典:中日新聞