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【水質】名古屋港に汚水流した疑い、会社を書類送検(愛知)
工場から基準値を超える亜鉛を含んだ汚水を海に流したとして、名古屋海上保安部は8日、A社(名古屋市)と同社社員2人を、水質汚濁防止法違反の疑いで名古屋地検に書類送検した、と発表した。工場は、ラムサール条約湿地に登録されている「藤前干潟」の南約2キロにあり、野鳥や魚への被害は今のところ確認されていないという。
発表によると、社員らは飛島村金岡にある工場から6~7月、同法の基準の約2・5~31・5倍にあたる亜鉛を含んだ汚水を計9回、名古屋港内に流した疑い。昨年10月から工場が24時間稼働になり、既存の排水処理場では処理しきれないと判断した汚水の一部を海に流したという。
出典:2014/12/09 朝日新聞 朝刊