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【土壌】西部中学校給食センター予定地 地中の箱からヒ素 明石市撤去し周辺土壌調査へ(兵庫)
明石市が整備を進めている西部中学校給食センター(魚住町西岡)の建設予定地の地中から、廃棄物の入った箱が見つかり、ヒ素の値が土壌汚染対策法の基準値を上回ったことが1日、分かった。
市によると、昨年度実施した同センターの土壌調査で、表土の一部から基準値を上回るフッ素を検出。今夏に除去工事を行った際、予定地内の土中から33平方メートルのコンクリート製の箱が見つかった。中にはれんがや土などが入っていたという。
箱の中にあった廃棄物を分析した結果、廃棄物処理法ではすべて基準値内だったが、より基準の厳しい土壌汚染対策法でも自主的に調べたところ、ヒ素の値がわずかに基準を超えたという。
箱が見つかった付近は以前、魚腸骨(ぎょちょうこつ)(魚介類のあら)の焼却施設があったという。
市は今後、箱を撤去した上で周辺の土壌調査を行うといい、「市民に安心してもらえるよう、安全対策を進めていきたい」としている。
出典:2014/12/02 神戸新聞地方版