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【土壌】フッ素:みよし市の複合施設、基準の2倍検出 工事2カ月中断(愛知)

 みよし市が市役所近くの同市三好町湯ノ前で建設を進めている複合施設「市図書館学習交流プラザ」(仮称)の工事現場から、土壌汚染対策法に基づく土壌溶出量基準(1リットル当たり0・8ミリグラム)の約2倍の1・5ミリグラムの特定有害物質・フッ素が検出され、工事が約2カ月間中断していることが分かった。市議会一般質問で、水谷邦恵氏(無所属)らの質問に、市が明らかにした。

 

 市教委によると、市条例に基づき、今年9月から、施設の建築面積2652平方メートルの46カ所で、土を水に溶かして調査したところ、6カ所で基準を超えるフッ素を検出し、最大が1・5ミリグラムだった。地下水と土壌は、基準内だった。市教委は10月3日から工事を中断し、工事現場は拡散防止のため、ビニールシートで覆っている。


 敷地は2000年まで市役所の駐車場で、それ以前はショッピングセンターがあった。市教委は汚染源は不明としている。市教委は今月中にも、汚染土壌の搬出作業に着手する。
 複合施設は、図書館や生涯学習機能、公民館機能を併設する複合施設で、建設費の総額は31億5000万円としている。地上3階、地下1階で、延べ床面積は6540平方メートルだ。今年5月に着工し、16年4月の開館を予定している。

 

出典:2014/12/12 毎日新聞 地方版

 

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