お知らせ
【土壌】基準値超えるフッ素を検出 清水町(静岡)
県生活環境課は24日、清水町長沢の部品製造業・A社の高圧管工場の土壌や地下水から、土壌汚染対策法の基準値を上回るフッ素が検出されたと発表した。飲用も含めた周辺の井戸15本の水質は基準値以下だったと説明。今後は工場周辺の詳細な土壌調査を行い、汚染土壌を取り除くという。
県によると、7月に工場に隣接する町道沿いで水道管破損の復旧工事があり、工場排水が漏れていることがわかった。同社が調べると、土壌汚染対策法の基準は1リットル当たり0・8ミリグラムなのに対して、土壌から最大72ミリグラム、地下水は3・7ミリグラムのフッ素が検出された。県は8月に漏出地点から半径250メートルにある飲用井戸の利用中止を指導。12月までに工業用を含めた井戸全15本の水質調査を実施した。
出典:2014/12/25 朝日新聞 朝刊