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【土壌】土岐市で土壌汚染・ヒ素(岐阜)
【岐阜県土岐市】岐阜県は2日、土岐市下石町地内の土壌から土壌汚染対策法の土壌溶出量基準を超えるヒ素が検出されたとの報告を土地所有者から受けた。
土地所有者は、土岐市下石町字西山304ノ984ほか地内の面積5241平方㍍での工場建設計画に伴い、土地の形質変更を県に届け出た。県はこれを受けて調査命令を出し、土地所有者が調査を実施した。
4地点で土壌溶出量調査を行った結果、最大で基準値の1・8倍のヒ素を1地点で検出した。同所は生コンクリート製造工場跡地で、現在は更地となっている。詳細な原因は不明。
地下水調査は、2010年に近隣の土地でヒ素と鉛が土壌溶出量基準を超えて検出され、半径250㍍範囲内にある井戸を含めた水質検査が行われているため新たに地下水調査は実施しない。
県はあらためて地域住民に周知を図り、同所を法に基づき区域指定するとともに汚染土壌の適正な管理などを行うよう土地所有者に指導している。今後の具体的な対策は未定。
出典:2015/03/10 建通新聞(中部版)