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【土壌】特殊繊維メーカー 事業所の土壌に有害物質 鉛など基準の最大830倍(愛知)

 豊橋市は28日、特殊繊維メーカー・A社の豊橋事業所の土壌から、環境基準値の最大830倍の鉛などの有害物質が検出された、と発表した。周辺の地下水への影響はないという。
 市環境保全課によると、土壌汚染対策法に基づく土壌調査の結果、調査範囲2万7575区画のうち119区画から、水を加えた有害物質の溶出量、最大で1リットルあたりの鉛(基準値0・01ミリグラム以下)が8・3ミリグラム、フッ素(同0・8ミリグラム以下)が50ミリグラム、六価クロム(同0・05ミリグラム以下)が0・07ミリグラム検出された。
 また、土壌1キログラムに含まれる鉛(同150ミリグラム以下)が最大で1万8千ミリグラム検出された。


 調査地は関係者以外立ち入りが禁止されていて、防水性シートなどで覆われていて、飛散や拡散の恐れはないという。市は同社に対し、土壌の浄化対策を実施するよう指導した。

 

出典:2015/04/29 朝日新聞 朝刊

 

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