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【土壌】基準の最大860倍六価クロム検出 岐阜市の工場跡地(岐阜)
岐阜市は27日、同市九重町のメッキ工場跡地の土壌から、土壌汚染対策法が定める基準値の最大3・2倍の六価クロム化合物が検出された、と発表した。土壌から水に溶け出す物質を調べる土壌溶出量では、最大で基準値の860倍が検出された。
跡地は約60平方メートル。工場は昨年秋に廃業し、土地の購入者が3~4月に調査した。土壌溶出量では、ホウ素とその化合物も基準を上回って検出された。
市は地下水が流れる南西側の約400世帯に井戸水を飲むのを控えるよう呼び掛けるとともに、井戸水の調査を進めている。
工場では自動車部品などのメッキ加工を行い、六価クロム化合物、ホウ素も使っていた。
出典:2015/05/28 岐阜新聞朝刊