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【廃棄物】海士町で不法投棄の土木会社に罰金500万円求刑(島根)
産業廃棄物約45トンを不法投棄したとして廃棄物処理法違反の罪に問われた海士町の土木会社・A建設と、被告の従業員2名の初公判が4日、松江地裁(大野洋裁判官)であった。いずれも起訴内容を認めて即日結審した。判決は25日に言い渡される。
冒頭陳述などによると、2人はそれぞれ工務課長と現場班長として土木建築業務を管理していた2014年3月、町から受注した空き家2軒の解体工事で出たがれきや金属くず、プラスチック片などの産廃を処理場ではない町内の土地に埋めたとされる。
検察側は論告で、動機が安易なうえ、産廃の量が多く自然に分解されないものだとして悪質性を指摘。法人としての同社に罰金500万円、両被告にはそれぞれ懲役2年を求刑した。弁護側は同社が現場を原状回復したことなどを挙げて「より寛大な罰金刑」を、両被告には執行猶予付き判決を求めた。
出典:2016/10/05 朝日新聞 朝刊