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【水濁法】違反 基準超の汚染水排出疑い 貴金属精錬会社/愛知県
排水基準を超える有害物質を含んだ汚染水を用水路に排出したとして、愛知県警小牧署は26日、小牧市の貴金属精錬会社・A社社長と同社取締役を水質汚濁防止法違反の疑いで逮捕した。
小牧署によると、社長は容疑を認め、取締役は「基準値以内と思っていた」と否認している。同社は2013~18年にかけ、汚染水を不法に排出したとして県から文書や口頭での行政指導を5回以上、立ち入り検査を約20回受けており、県警が今年1月、家宅捜索していた。
2人の逮捕容疑は共謀して昨年11月8日~12月12日の間、小牧市西之島にある工場から3回にわたり、硝酸化合物などを含んだ汚染水を庄内川につながる用水路に排出した疑い。汚染水は基準値の最大約1.4倍だった。
同社は金などの貴金属やレアメタル(希少金属)の精錬などを行っている。〔共同〕
出典:2018/7/26 日本経済新聞