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環境ビジネスエージェンシーのブログ

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2018.07.30 Monday

【水濁法】違反 基準超の汚染水排出疑い 貴金属精錬会社/愛知県

 排水基準を超える有害物質を含んだ汚染水を用水路に排出したとして、愛知県警小牧署は26日、小牧市の貴金属精錬会社・A社社長と同社取締役を水質汚濁防止法違反の疑いで逮捕した。

 小牧署によると、社長は容疑を認め、取締役は「基準値以内と思っていた」と否認している。同社は2013~18年にかけ、汚染水を不法に排出したとして県から文書や口頭での行政指導を5回以上、立ち入り検査を約20回受けており、県警が今年1月、家宅捜索していた。

 2人の逮捕容疑は共謀して昨年11月8日~12月12日の間、小牧市西之島にある工場から3回にわたり、硝酸化合物などを含んだ汚染水を庄内川につながる用水路に排出した疑い。汚染水は基準値の最大約1.4倍だった。

 同社は金などの貴金属やレアメタル(希少金属)の精錬などを行っている。〔共同〕

 

出典:2018/7/26  日本経済新聞

2018.07.23 Monday

【不正】JIS認証機関 無資格・手抜き審査/英大手日本支店

 工業製品の品質やその管理体制の基準を定める国家規格「JIS」や国際規格「ISO」の認証機関が、不十分な審査で企業に認証を与える不正をしていたことがわかった。大手素材メーカーなどの品質不正が相次ぐなか、企業の品質管理をチェックする認証機関の不正も明らかになったことで、国際的に高い評価を得てきた日本の製造業に対する信頼を一段と損なうおそれがある。

 不正な審査をしていたのは、世界75カ国以上で規格の認証を手がける英国の大手機関A社の日本支店(横浜市)。18世紀に船級協会として創立され、品質管理に関する認証機関の草分け的存在であるLグループの子会社だ。国内の審査件数も多い。

 朝日新聞が入手した内部資料によると、航空・宇宙関連企業3社から依頼を受け、品質管理の仕組みを定める国際規格「ISO9001」に、航空宇宙産業で必要な項目を追加した規格「JISQ9100」に関する審査を昨年実施。複数の韓国人審査員が審査を担当したが、経歴が不十分で無資格だったり、所定の訓練を受けていなかったりする人物が含まれていた。審査員がまとめた報告書が適正かどうかをチェックする工程を省略した不十分な審査も複数見つかった。

 内部資料によると、A社は審査の手続きが不十分なまま、依頼を受けた企業に認証文書を発行しており、こうした不正行為は日本支店の代表者(当時)も了承していた。

 認証機関が適正に活動しているかをチェックする公益財団法人「日本適合性認定協会(JAB)」が問題を把握し、意図的な不正で重大な悪質性があったと結論づけた。同協会はA社に対し、認証機関としての認定を取り消す処分を今月12日に出した。処分をしたことはホームページで同19日に公表したが、機密情報にあたるとして詳しい処分理由は説明していない。

 協会の処分には審査業務を停止させる強制力がないため業務は継続できるが、A社は6月、「JISQ9100」の認証業務から撤退すると表明した。

 A社は昨年11月、アルミ製品の検査データ改ざんが発覚したC社・大安工場(三重県いなべ市)に対し、JISとISOの認証を一時停止する処分を出していた。銅管を製造する北九州市のD社についても、今年2月にJISとISOの認証を取り消している。

 A社は不正や処分について、「お客様との守秘義務の関係上、情報をご提供することは差し控えます」としている。

 

出典:2018/7/23  朝日新聞デジタル

 

コンプライアンス事例 — admin @ 11:44 am

2018.07.12 Thursday

【SDGs × ISO14001】企業のSDGs、環境ISOを使って「回す」!

  企業のサスティナビリティ/ESG/CSR/環境事務局の担当者様、SDGs:エスディージーズ(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))の関心やSDGsに取組む気運が高まりつつありますが、既存事業が17目標のどれに当てはまるのかを「関連付け/紐付け」し、公表することだけを目的としてはいませんか。また、「関連付け/紐付け」後、どのように運用すればいいか悩んではいませんか。そういった声に応えするため、SDGsを企業で実践するための効果的な方法が、購読誌「日経ESG 2018年7月号」に掲載されておりましたので、参考にここで簡単に抜粋し紹介致します。

 

※上記資料の出所:日経ESG 経営フォーラム 2018年7月24日特集

 https://business.nikkeibp.co.jp/atclesg/feature/072500016/?P=3

 

 

【関連性の高い2つの世界標準】

 SDGsの企業行動指針「SDGsコンパス」では、「新たな事業成長の機会を見い出し、リスク全体を下げる」と説明があり、SDGsはビジネスチャンス(機会)を見極めるツールとして利用できますが、実践するための決められた手順や方法がありません。そこで、環境マネジメントシステム規格「ISO14001:2015年版」を活用することで、SDGsに関する P : 計画  D : 実行 C : 評価 D : 改善  のサイクル PDCAが自然に回るのではないでしょうか。SDGsコンパスの実施事項(5つのステップ)と、ISO14001における要求事項の対応表を下記に示します。この表から2つの世界標準である「SDGs」と「ISO14001」の高い関連性が分かると思います。

 

 

 

 

【構造化チャートを活用】

 次に、ISO14001の構造のどこにSDGsの要素を入れ込んでいけばよいのでしょうか。下記の「ISO14001構造化チャート(SDGs運用マップ)」が参考になると考えます。

 

 

 

【 環境省、中小規模の事業者対象も対象 SDGs活用ガイド発表】

 環境省は2018年6月、中小規模の事業者が持続可能な開発目標(SDGs)を推進するための指針となる「SDGs活用ガイド」を作成したと発表しました。本ガイドは同省として初めての作成となり、同省は本ガイドを活用することにより経営リスクの回避、新たなビジネスチャンスの獲得、持続可能な企業へと発展していくことが期待できるとしています。

 是非、これからSDGsの実践に取組まれる企業の担当者様、ご参考にしてみてはいかがでしょう。

 

【 SDGs の活用によって期待できる 4つのメリット 】

 企業でSDGsを活用することで、どのようなメリットに繋がるのでしょうか。上記「SDGs活用ガイド」から抜粋し簡単に紹介致します。

 

1.企業イメージの向上 

 SDGsへの取組をアピールすることで、多くの人に「この会社は信用できる」、「この会社で働いてみ たい」という印象を与え、より多様性に富んだ⼈材確保にもつながるなど、企業にとってプラスの効果をもたらします。

 

2.社会の課題への対応

 SDGsには社会が抱えている様々な課題が網羅されていて、今の社会が必要としていることが詰 まっています。これらの課題への対応は、経営リスクの回避とともに、社会への貢献や地域での信頼 獲得にもつながります。

 

3.⽣存戦略になる

 取引先のニーズの変化や新興国の台頭など、企業の生存競争はますます激しくなっています。 今後は、SDGsへの対応がビジネスにおける取引条件になる可能性もあり、持続可能な経営を⾏う 戦略として活用できます。

 

4.新たな事業機会の創出

 取組をきっかけに、地域との連携、新しい取引先や事業パートナーの獲得、新たな事業の創出など、 今までになかったイノベーションやパートナーシップを生むことにつながります。

 

【最後に】

 弊社(環境ビジネスエージェンシー:略称eba)のアドバイザリーサービスでは、企業の皆さまのCSR活動が新たな事業機会となり、本業に新しい価値を加え、本業を成長させることや、経済的・社会的価値をともに創造するCSVを基に、SDGs目標達成に向けての個別具体的な取組み方法、教育、環境セミナーを提案致します。ご相談がございましたらお気軽に弊社までお問い合わせ下さい。

 

                                                                             (以上)

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