染工場の環境対策は主に水質と大気。瀬戸内海は日本で最も環境規制の厳しい水域と言われる。播州の染工場から出る排水は加古川を下って瀬戸内海に流れ出る。染色組合加盟各社が、「水質汚濁防止法」「瀬戸内海環境保全特別措置法」に基づく総量削減基本方針により、化学的酵素要求量、窒素含有量、リン含有量といった水質の良しあしを判別する代表的な数値について、日本で最も厳格な規制を課せられている。さらに今年5月には第7次規制として規制数値が厳格化されており、各社がこの対応を推進している。
出典: 2012/08/30 繊維ニュース