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2023.06.20 Tuesday

【プレスリリース】「Present Tree in くまもと山都」第三弾 本日スタート!

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~「Present Tree in くまもと山都」第3弾!本日より里親募集〜

日本の有機農業発祥の地「熊本県山都町」で、森が育む棚田の保全と、そこに棲む多様な生き物を守る里山再生のための里親を募集します。

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認定NPO法人環境リレーションズ研究所(東京都千代田区、理事長:鈴木 敦子)では、18年間継続運営してきた、森づくりと地域振興を結びつける事業「Present Tree(プレゼントツリー)」のスキームを用い、熊本県山都町の白糸台地に位置するスギ伐採跡地の再生に際して、山都町(町長:梅田 穰)、森林施業に取り組む緑川森林組合(代表理事組合長:坂田 鉄太郎)、森林所有者との間で、今後10年間の森林整備協定を締結、本日より里親募集を開始いたします。

 

「Present Tree(プレゼントツリー)」は2005年1月に始めた取り組みで、「人生の記念日に樹を植えよう!」と呼びかけ、大切な人や自分自身のために記念樹を植え、森林再生と地域振興につなげます。今までに、植栽が放棄されたところ、台風や山火事などで森林が消失したところ、里山として保全していくべきところ、水源の森として維持していくべきところなど、それぞれの理由により植樹が必要な場所(国内46カ所)で活動を展開してまいりました。その殆どは、少子高齢化が進んでいる地域にある一方、記念樹を植える里親の方々の殆どが首都圏を中心とした都市部の人達です。都市部の人達が、記念樹を植えてその里親となることでその森を訪れ、都市と森との交流がはじまること、その交流人口増大のための拠点を担い地域を元気にしていくこと、がPresent Tree(プレゼントツリー)の狙いであり、新たな森の付加価値づくりに挑戦し続けています。

 

2020年6月、地震と豪雨からの復興を目指してスタートした「Present Tree in くまもと山都」は、2021年6月の第二弾に続き、本日、第三弾の森林整備協定を締結、里親募集を開始します。

 

第一弾の協定締結から今迄に約1万本の 植樹を実施、その全てに里親を募り、地元の皆様と協力しながら森を育てています。

 

山都町の美しい棚田は、昔ながらの自然と調和して多様な生き物を育み、その価値は「通潤用水と白糸台地の棚田景観」として文化庁・重要文化的景観として選定を受けています。また、有機農業を核とした、地球と人と命との有機的な繋がりと美しい景観とを次世代へ継承し、将来にわたって豊かな自然を守ろうとする持続可能な町の取組は、国から【自治体SDGsモデル事業】に選定されています。

 

更に、「Present Tree in くまもと山都」第1協定エリアは、生物多様性を保全する取り組みが評価され、環境省「令和4年度 自然共生サイト認定実証事業(試行前期)」において「認定相当」の審査結果を受けています。

 

第3協定エリアとなるこの度の協定林は第1協定エリアの隣に位置し、白糸台地の棚田を見下ろすスギの伐採跡地に、地元植生の広葉樹を植えることで、里山を維持し、棚田の景観とそこに棲む、絶滅が危惧されるトノサマガエル、メダカやタガメなど多様な生物を守ります。

 

「Present Tree inくまもと山都」では、1口1本4,500円を寄附し苗木の里親となることで、山都町のスギ伐採跡地に、地元植生の広葉樹を植樹する森林再生活動に10年間参加することができます。寄附金は植栽やその後10年間の森林保全のために使用され、里親の皆さんには植樹証明書が届けられます。それは、山都町と里親の皆さんとの絆にもなります。

 

国際ルールの下、「自然共生サイト」が本稼働しようとする今、山都町が脈々と受け継いできた棚田とその周辺環境が、100年先まで豊かな生き物たちと共に存続し続けるため、多くの方々の参加・協力が必要です。

 

認定NPO法人環境リレーションズ研究所では、今後も様々な理由で森林再生による地域振興が必要とされている地域において、「プレゼント」を切り口に都市と中山間とを繋ぐプロジェクトを提供してまいります。また、個人、企業問わず、この活動に賛同いただける方を随時募集していきます。

 

★「Present Tree in くまもと山都」申込ページ  https://presenttree.jp/ptforests/detail.php?id=39

 

<リーフレット表>

 

<リーフレット裏>

 

 

◆Present Tree(プレゼントツリー)とは?

プレゼント・ツリーの「プレゼント」には、大切な人へのプレゼント、と言う意味と、その地域の森へのプレゼント、延いては地球へのプレゼント、という意味が込められています。「贈り物に樹を植えよう!」と呼びかけて、都市部の人達が、全国に拡がる放置された森や、災害に遭った森、ゴルフ場や牧場が破綻した跡地など、樹を植える必要のある場所に、自分や大切な人のために樹を植えて、地元と共にその後10年間育てていくというプロジェクトです。自分の樹がその地に存在することによって、その地域に足を運ぶようになり、足を運べば交流が生まれます。この交流によって、森だけで無く、地域丸ごと元気にしていきます。

植えらえた苗木は、10年間森になるまで大切に育てます。苗木の里親になった方には、樹の管理番号が記された「植樹証明書」と贈り主からのメッセージカードが届きます。

プレゼントツリー公式HP
Present Tree in くまもと山都

 

※環境省「自然共生サイト」とは?

生物多様性条約第15 回締約国会議(CBD-COP15)において、2030年までの新たな世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標(30by30目標)が盛り込まれました。30by30目標達成に向けた「30by30ロードマップ」では、国立公園等の保護地域の拡張に加え、OECM(Other Effective area-based Conservation Measures:保護地域以外で生物多様性保全に資する区域)を設定することが主要施策とされています。

そのような中、環境省では、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」に認定する制度を令和5年度から開始し、令和5年中に100ヶ所以上の認定を目指します。また、「自然共生サイト」認定区域のうち、保護地域との重複を除いた区域については、OECMとして国際データベースに登録することとしています。

 

本件については、本日下記の記者クラブに資料を配布させていただいております。

環境省記者クラブ・環境記者会・林政記者クラブ

 

 

<添付資料>

■「Present Tree in くまもと山都」リーフレット
 「Present Tree」リーフレット

 

<参考資料資料>

主催 認定NPO法人環境リレーションズ研究所
役員構成 理事長:鈴木敦子、副理事長:金子篤史、理事:中村則仁、理事:相田一成、監事:原元利浩、事務局長:石森英里
住所 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-3-12 神田小川町ビル8階
電話 03-5283-8143
URL https://www.presenttree.jp
設立概要 1999年10月~任意団体としてスタート。2003年9月、内閣府より認証を受け、全国展開を前提とした特定非営利活動法人となる。2010年4月より、国税庁の認定を受け「認定NPO法人」となる。
業務協力先 公的機関、国立大学法人、森林組合、シンクタンク、環境調査企業、製造業等
お問い合わせ先 認定NPO法人環境リレーションズ研究所 担当: 石森
TEL:03-5283-8143 e-mail: ptmail@presenttree.jp

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